市街地の片隅で。

お久しぶりの更新になります。
昨年の夏の終わりの台風災害で被災者となり、一昨日まで避難生活をしておりました。

昨日、新たな住宅へ避難生活の仮住まいの荷物を持って、掃除を一通り済ませて、230日近くの避難生活は幕を閉じました。

元の家は、住めるようになるには、かなりの修繕がいるので、避難生活をしていた地域の片隅の公営住宅を借りて、独り立ちをスタート致しました。

生活もそのため、一変して。車を運転する機会も限りなくなくなるし、買い物も通院もJRか、コミュニティバスだけが頼り。
でも、すぐ傍に自然のある暮らしには実はあまり変わりなくて。

ここで、自分が何を出来るのか?を模索しながら生きていこうかな?と考えているところなのです。

市街地とはいえ、日本の多くの地域が抱えてる問題はほぼ全てカバーされてるので、痛いところではあります。
それを変えるのも、変わらなくても地域として独自に助け合うことが出来ればいいのです。
また、地元のものをまず地元の人から消費できて、それを広く伝えることでの地域の活性化やそれに伴う産業の振興、今までの良いところは残して、住み良い、行って見たくなる地域にできたら、素敵だろうな、と思うのです。

ここに住むにも地域の色々な方の助けとか人脈にお世話になりました。
だから、今の自分があるのだろう、と心より思います。
そうなら、次は自分が皆さんのために何ができるの?と当然のごとく思う訳です。

少しずつ慣れて行って、知ってる人を増やして、その方々と知恵を出し合い、素敵な町にしたい、そう思うのです。
長閑な静かな過ごしやすいところです。
でも、熱くなるものもあります。
そんな魅力活かさないのは、勿体無い!
そこから、何かを生み出すこと、それがこれから待ち受けてることなのかもしれません。

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こんな素敵なところに出会えたこと、嬉しく思うのです。

2017.04.25

冬の終わりと春の訪れ??

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北海道の長い冬も終わりに差し掛かって来ました。
気温も高くなってきて、残雪も少しずつ減ってきていて。
4月になり、農家さんは、本格的に今年の作物を育て始め、牛屋さんは、牛舎の中での長い冬の間牛さんを管理してたけど、天候が良ければ、外の牧草地で放牧して、牛さんのストレスを減らすことになり。

人間が一番、春の到来を感じてないかも?まだ、ストーブは必要だしね。
でも、春の訪れということで、人の動きが始まりました。
転勤とか、就職とか進学とか、人生の節目を迎えている方もたくさんいますね。
また、ここで、長い仕事と共に歩む人生から、新たなステージに進む方もおりますね。
そういう人間模様は、しっかりと春の訪れを感じさせます。

我が町は、昨年の夏の災害で十勝管内でも、とりわけ大きな被害を受けました。
まだ、災害の爪痕が随所に残されていて、冬は基本的に復興に向けた工事もできませんから、春になり、雪が少なくなってから本格的に始まります。
激甚災害の指定がありますから、災害復興に向けた工事の多くは、国から金銭的な支援もありますし。

国、道、町とそれぞれが担うべきことがありますので、安全にかつ、きちんとした形での復興になることを切に願います。

私自身も大きな変化がまたありますが、暮らしと生活環境共に。
でも、前向きに生きていかないと、どうしようもないですから。

元の家は被害が大きくて、修繕するには、とても費用なんぞ出せませんから、主人なき家とならざるを得ず。

また、これも運命なのかもしれません。
新たな環境の中で、暮らしながら何が自分にできるのか?を考えながら生きないと、その地域のためにもなりませんからね。
そういう意味では新たなスタートでもありますね。

ヒントはたくさんあるのですが。
良くも悪くも。
今いるこの地域も小さなところです。
助け合うことも必要だし、今ある問題も何とかせにゃいかんしなぁ、とか思ったりしてますし。
ここから動くこともまずないに等しいので、しっかりと取り組むこともできますからね。

小さな春から小さな地域のためにも、まずは土作りをして、種を蒔いて。将来の実りを願いながらやっていくしかないですよね。

そんな春にしなくちゃね。

2017.04.02