平成、最後の日。

近代日本で今のところ、唯一元号が変わることが、決められて変わるという「生前退位」というか、「譲位」と歴史的な言葉で言うべきか?わかりませんが。

明日からは「令和」元年となる。そして、平成は、平成元年1月8日に始まり、平成31年4月30日で幕を閉じる。30年4ヶ月23日になるのかな??

2年前の衝撃的な国民へのビデオメッセージ。皇室典範では、終身在位と規定されてるが、この選択はきっと一代限りとなることは恐らくないかな?と思われる。国民の象徴としての務めがご高齢と体力的に難しくなれば、国民に申し訳ないという戦後を見続けてきたからこそ、国民に寄り添う皇室を作り上げてきたからこそ言えたことであろうね。

退位することで、歴史にあるようなことなく、在位の時と同じお気持ちで生涯をお過ごしになるならば、皇室典範の規定の解釈の変更や男性皇族が極端に少ないことでの女性宮家や女性天皇論も天皇が日本の象徴と憲法で定義されている以上避けられないことになる。もちろん、プラス要素もあるし、マイナス要素もあるが。英国はエリザベス女王が今なお在位されてる。女性が国の象徴として存在することは世界を見ても決しておかしなことではないし、過去の歴史でも女性天皇は存在した訳だし、男尊女卑がここにはまだあるのかな?とか考えてしまう。皇位に就く資質と意志があれば、順位が来ればなるのは悪くないと個人的には思うが。

今日の17:00から退位の儀式というか皇位の継承に基づく国事行為が実施されるが、10分ほどのようなので、午前0時までは誰が天皇なの?とつい思う。でも、式典的には夜中にやる訳にはいかないから、実質的には23時59分までは在位ということになろうね。

4月1日に新元号の令和が発表されてから、国中に平成の終わりのムードが高まって、良くも悪くも情報が氾濫してた。天皇に関することは、人柄なのかな?国民には見えない象徴であると共に一人の人間としてのお姿が、知る人から語られ、改めて、戦時中から戦後の皇太子としての姿や即位してからのこと、皇室のトップとして、国民の象徴としての姿や考え方、寄り添う心は語り尽くされてる。

他方で気になったことは令和の発表の時に政府としては公式見解を出さないとしたことが、次々に世の中にマスコミから報道されたこと。昭和から平成になった時にない現象。もちろん、改元の経緯も異なるから当然ですが。明らかにマスコミは「知る権利」を濫用して、守秘義務のある関係者から政府が言わないよ!と言うことを次々に出してきたのはとても残念なことで、鬼の首を誰が取るか?みたいな争いになってたようにしか見えないくて、ますますマスコミというものへの不信感が残った。また、元号を決めた関係者もペラペラと話すなよ!と感じたね。政府として口を閉ざしたことなのだから。オフレコでも、マスコミからしたら、聞き出せたらそれは「誰が」を伏せてネタにするのだから、決して話してはいけないのだ。

もちろん、平成が終わるから、平成を決めた時の関係者で生きている人が少なくなり、闇の中に置かれるのは?ということで20年以上秘密にしてきたことを真実として語るのは悪いとは思わない、これは将来の為にきちんと証しとして残すということですから。それとまだ到来していない令和の様々なことを本来は守秘義務があろうことを先出しに流すのは明らかに異なる。

振り返るとそんなことを思う。平成という時代は日本にも世界にもとても大変な時期でもありました。日本だけで言えば、軍事的なことの放棄を憲法を守り通したことはもちろん評価するし、でも、改憲論議には絶対に賛成はできない。過去の過ちを冷静に見つめ直して繰り返さない、という誓いを守り通すことが、世界のお手本としての国のあり方だと思うから。国民生活という観点でも苦しいことがたくさんありましたし、明るいニュースより悪いニュースが総じて多かったかもしれない。少子高齢化への抜本的な対策も身を結ぶことなく、財政再建とか国民生活の向上にも繋がらなかったし。何より災害の多さで、その時の迅速な対応というか危機管理が如何にできていないか?も実際被災者にもなって、痛感した。政治は国民が安心して暮らせるためのことを決めて、推し進めることが本来役割の大切な柱でたいのかな?原発にしてもそうだし、減災、防災の国になってきたか?ということには疑問が残るし。

堅いことばかりで読みたくなくなりますよね。平成の始まりの時に、当時の官房長官でした、故小渕さんは「平成おじさん」と呼ばれ、時の人となり、その後総理になった。あの有名な写真ですね。みんなそれで、存在感が一気に上がったと思います。

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そして今回俄かに盛り上がりを見せてる「令和おじさん」こと菅官房長官。

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新元号を掲げている人はこの二人しかいない。当然名前と顔は国中に知れ渡る。菅さんは、この時に何を思うぞ、と。小渕さんのサクセスストーリーか?それとも、淡々と職責を果たしたのみか?官房長官は総理の女房役。当然キーマンになる。令和おじさんは、この先どうなるでしょう?

2019年(平成31年)4月30日

平成という時代に生きる。

久しぶりの更新になります。

タイトルが、何やら堅苦しいですけど。平成30年ももう直ぐ終わりに近くなります。来年平成31年は、改めて言うまでもなく、4ヶ月ですので、1年通しての平成という時代は、今年限りなんですね。

振り返りなんてまだ早いけど、今年もたくさんのことが起こりすぎましたね。台風災害に地震による災害など、各地で様々なことがありすぎましたね。

ここ、北海道の十勝も胆振地方を震源とする地震の影響がありましたし。まさか、道内で大停電になるなんてことも想定外もいいところ。私の住む町は、3年の間に2度も「災害救助法」の適用を受けてしまうという考えすらつかないことになりました。

良く昔から言われることですが、国難のある時は「政治が悪い」と言うことは、過去の歴史の中で、言われ尽くされていることであります。

今の我が国が決して悪いことばかりとは言いませんが、この国に住む人にとって、プラスよりマイナスなことが多いことはあるのかな?と感じております。

個人的にも暮らしに変化の波が押し寄せて、夏から慌ただしくて、余裕が全くない暮らしをしてます。冬にもう直ぐなりますが、また昨年同様のことがありますから、なお変化が激しいことになります。

この住まいでの暮らしも2年目が2/3近くになり。地域にも慣れてきて、「住めば都」みたいな感覚もあったりします。

今年はそんな中、運良く地元の素材をふんだんに食事に取り入れた暮らしもできて。地域の生産者さんが地元の安全安心野菜を格安で家の近くのお店さんで販売してたりして、土地のものをありがたく頂ける幸せ。

また近所の方ともより距離感は縮まってきたかな?皆さん、とても優しく、親切で、高齢化社会の波は激しく襲っていますが、それでも助け合いながら生きられるところです。但し、それに伴い、社会システムも福祉重点化したものへと変化させないと、近未来には住みづらくなる地域になる危険性はあります。わが町の中では市街地にはなりますが、「住」はあっても、それを支える基礎となる衣食住を賄える地域とはお世辞にも言えない。車がないと、交通機関難民になるくらいですから。地域という社会システムを支えるにはその基盤を住民目線できちんと先を見据えて整備していくことが、より大切なことになってきております。

長い目で見た時には、とても心配なところは多いのですが、今までのパラダイムシフトをして、規制なども地域の実情に合わせて柔軟になる国にならないと、ここに限らず、住みづらい地域は全国に広がっていくことでしょう。地域は人なり、とは思っておりますが、過疎地域でもありますから、中心部のサテライトとしての機能や賑わいは必要なところなのです。もちろん、それが夢物語であることも、理想論であることも理解してはおりますが。

暮らしやすさはあるところですから、そこに利便性を少しだけ加えて貰えたら良いのですが。特別なものがあるところ、ではないのではありますが、他地域へ流出しないようにする為にも多少の手入れは必要かな?

難しい問題なのでしょうけど。重いネタですみません。

秋来たる!地震があったが、元気を共に!

久しぶりに更新します。

北海道は今?と問われると、とても複雑な気持ちになりますが。

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この地震から早くも10日です。節電はしてますが、十勝に関しては、概ね元気を取り戻すべく、秋の収穫と収穫祭に向けて頑張ってます!

札幌方面からのJRさんの特急も動いてますし、都市間バスもありますし、当然空の玄関の「とかち帯広空港」も問題ありません!ということは、十勝へ来るには絶好の季節を迎えます。

お祭りも多くて、美味しいものも大地や海の幸などの恵みも多数ありますし!

また、空気も澄んで綺麗なので、風景も素敵です!

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ほーら、来たくなるでしょ?地震の被害も少なくてほぼ、解消されつつありますから、復興の為にも、是非とも遊びにいらしてくださいね!!

気温も高くもなく、低くもないので、温泉でホッコリとして、お宿で獲れたての山海の恵みを味わい、収穫先で楽しみ、秋の景色を堪能して、と満載のプランで旅のできる季節です!

十勝以外の特に胆振地方の一部はまだまだ、被害の影響もあったりするところも少しありますが、全体的には北海道は落ち着いて来ましたよ。100%の安全とは言えませんが、それは日本全国どこでも同じことですから、旅のご予定の方は、キャンセルしないで!来ればいいのさぁ!ということをオススメします。秋のイベントも中止とかにはほとんどならない予定で各地で準備してますし!

お時間や予算などのご都合で難しい方で、北海道を応援したい方には「ふるさと納税」がよろしいかと。その土地の美味しい名産品が返礼品にたくさんラインナップされてますから、オススメですよ!

また、パンを焼くのが趣味なのさ!という方には是非ともオススメしたいのは、「とかち小麦ヌーヴォー」。

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この粉は十勝産小麦100%で、その年の収穫された新物だけを最高のブレンドにしたもので、私も自宅で毎年約50kg使ってますが、香ばしい美味しいパンを作れるので、太鼓判押しますね!インターネットでも買えるし、販売先さんによっては少量ずつの小分け販売もありますからご安心を。

場所により風評被害もあるので、きちんとお調べになれば、元気に営業しているところが、ほとんどですから、ご安心を。

北海道、とりわけ十勝は日本の食糧庫と言われるほどの一大生産地ですから、お米以外かな?多分は、ほぼ揃いますし、安全なものばかりで、生産者さんの愛情がたっぷりと入ったものばかりですから。買って食べて支援、というのも一つの形だと思いますね。

日本各地で災害の影響はありますから、各地の食から支援をしてみるのも美味しく、さらに貢献できるとなれば、特別なことなく、可能なのかな?と思います。

P.S 北海道は今日も元気です!全国の災害の影響のある皆さまと共に元気な日本を取り戻しましょうね!

よろしくお願いします!

2018.09.16

秋に向けて、あと少し!

日勝峠の通行止め開始から、早一年を過ぎ。

今、着々と進められている復旧工事。10月末の通行止め解除予定に向けて。

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冬が安全に通行できるのか?は復旧の内容によりますが。高速道路の暫定無料区間が開通と共になくなるので、通行が可能なのは、確かであるのですが。

崩落した路盤を盛り土して、再度路盤整備して道路を取り付けてる訳ですから、補強をしっかりとしていないと、恐ろしいですが。上記の画像のように流出しないよう、固めてれば安全なのかな?詳しくないので、わかりませんが。

今年は特別気候にしても、例年並みなのか?と言われると、正直よくわかりません。乱れてる地球の気候、何を持って例年並みと言えるのか?明確な答えが見出せないのです。

夏の間も猛暑の後に冷え込んだりしてますし、秋めいたお盆の頃かと思いきや、夏が戻ってきたり。

ここのところは、比較的過ごしやすい安定度はありますが。

なので、お店の店頭にも、秋の味覚が並び始めてます。こちらは、普通に秋が来た!と思える成果ではありますが。

紅葉前線は、大雪山系だと、後半月ほどですね。早い所では。そして、初雪と紅葉の頃になります。

10月にはもう冬支度に入りますし、春が待ち遠しくもなります。被災して今の住まいでの初めての冬を迎えます。なので、周りの様子を見ながら過ごしていかないといけないな、と。

初心に戻って、冬を迎えないと。

2017.09.05

大動脈の再開へもうすぐ!

暫くぶりにこちらを更新したいと思います。
季節もどんどんと移りゆき、夏も終わりに近づきつつも秋の気配と行きつ戻りつしております。

被災地であるわが町も少しずつ、取り戻しつつある日常と、未だ災害の被災の暮らしから大きく変化しない二律背反なところもあります。
未曾有の災害と、町は言うように復興には長い年月と時間がかかりますし、もちろんお金と労力もかかります。

町の産業を支える「農業、酪農、畜産」は、今年は何とか例年並みに落ち着きそうなところにあり、それをバネにそれ以降に繋げられたら、きっと何かが生まれるのかな?とか思ったりもします。

交通インフラも大切なところ。
高速道路のおかげで、救われたところが大きいのですが。
鉄道も石勝線回りしかルートとして利用ができます。
語弊がないように、補足すると、富良野方面には、不通区間には代行バスが通っておりますので、行き止まり、ということはないですが、復旧目処も復旧するのか?さえわからないのです。

道路も国道は、橋が崩落したところは、仮の橋が架けられ、通行可能になり、一番の課題は、トラック輸送の要でありました日勝峠の復旧です。
本日、報道されたところでは、10月末には通行止め解除に向けて作業を進めているとのこと。
それが解決すると、高速道路の無料区間もなくなるそうですが。
とはいえ、復旧は、完全なものとは言えず、「とりあえず」通行可能にして、傍で本格的な復旧をしていくということです。

元に戻るということは、あり得ないのかもしれないですが、新たな災害の教訓を活かした整備がなされること、期待しております。

この秋の十勝は恵の秋となることでしょうから、各地で収穫祭となるかな?
それを心より期待して。

後ろばかり見てても仕方ないですから、前に進むように心掛けないとね、と思うのです。

秋の行楽に是非十勝にお越しくだされば、と。お待ちしてます。

2017.08.24

市街地の片隅で。

お久しぶりの更新になります。
昨年の夏の終わりの台風災害で被災者となり、一昨日まで避難生活をしておりました。

昨日、新たな住宅へ避難生活の仮住まいの荷物を持って、掃除を一通り済ませて、230日近くの避難生活は幕を閉じました。

元の家は、住めるようになるには、かなりの修繕がいるので、避難生活をしていた地域の片隅の公営住宅を借りて、独り立ちをスタート致しました。

生活もそのため、一変して。車を運転する機会も限りなくなくなるし、買い物も通院もJRか、コミュニティバスだけが頼り。
でも、すぐ傍に自然のある暮らしには実はあまり変わりなくて。

ここで、自分が何を出来るのか?を模索しながら生きていこうかな?と考えているところなのです。

市街地とはいえ、日本の多くの地域が抱えてる問題はほぼ全てカバーされてるので、痛いところではあります。
それを変えるのも、変わらなくても地域として独自に助け合うことが出来ればいいのです。
また、地元のものをまず地元の人から消費できて、それを広く伝えることでの地域の活性化やそれに伴う産業の振興、今までの良いところは残して、住み良い、行って見たくなる地域にできたら、素敵だろうな、と思うのです。

ここに住むにも地域の色々な方の助けとか人脈にお世話になりました。
だから、今の自分があるのだろう、と心より思います。
そうなら、次は自分が皆さんのために何ができるの?と当然のごとく思う訳です。

少しずつ慣れて行って、知ってる人を増やして、その方々と知恵を出し合い、素敵な町にしたい、そう思うのです。
長閑な静かな過ごしやすいところです。
でも、熱くなるものもあります。
そんな魅力活かさないのは、勿体無い!
そこから、何かを生み出すこと、それがこれから待ち受けてることなのかもしれません。

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こんな素敵なところに出会えたこと、嬉しく思うのです。

2017.04.25

冬の終わりと春の訪れ??

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北海道の長い冬も終わりに差し掛かって来ました。
気温も高くなってきて、残雪も少しずつ減ってきていて。
4月になり、農家さんは、本格的に今年の作物を育て始め、牛屋さんは、牛舎の中での長い冬の間牛さんを管理してたけど、天候が良ければ、外の牧草地で放牧して、牛さんのストレスを減らすことになり。

人間が一番、春の到来を感じてないかも?まだ、ストーブは必要だしね。
でも、春の訪れということで、人の動きが始まりました。
転勤とか、就職とか進学とか、人生の節目を迎えている方もたくさんいますね。
また、ここで、長い仕事と共に歩む人生から、新たなステージに進む方もおりますね。
そういう人間模様は、しっかりと春の訪れを感じさせます。

我が町は、昨年の夏の災害で十勝管内でも、とりわけ大きな被害を受けました。
まだ、災害の爪痕が随所に残されていて、冬は基本的に復興に向けた工事もできませんから、春になり、雪が少なくなってから本格的に始まります。
激甚災害の指定がありますから、災害復興に向けた工事の多くは、国から金銭的な支援もありますし。

国、道、町とそれぞれが担うべきことがありますので、安全にかつ、きちんとした形での復興になることを切に願います。

私自身も大きな変化がまたありますが、暮らしと生活環境共に。
でも、前向きに生きていかないと、どうしようもないですから。

元の家は被害が大きくて、修繕するには、とても費用なんぞ出せませんから、主人なき家とならざるを得ず。

また、これも運命なのかもしれません。
新たな環境の中で、暮らしながら何が自分にできるのか?を考えながら生きないと、その地域のためにもなりませんからね。
そういう意味では新たなスタートでもありますね。

ヒントはたくさんあるのですが。
良くも悪くも。
今いるこの地域も小さなところです。
助け合うことも必要だし、今ある問題も何とかせにゃいかんしなぁ、とか思ったりしてますし。
ここから動くこともまずないに等しいので、しっかりと取り組むこともできますからね。

小さな春から小さな地域のためにも、まずは土作りをして、種を蒔いて。将来の実りを願いながらやっていくしかないですよね。

そんな春にしなくちゃね。

2017.04.02

ストーブの温かみを感じながら。

こんばんは。季節は春、とは暦の上だけで。ここの土地は冬真っ盛りです。
マイナス20℃以下に最低気温がなる日もしばしば。
でも、そんな暮らしにはもう十分慣れましたけど。

ここでの暮らしでエアコンは要らないや。というか、最近は取り付けている方も増えてはおりますけど、古い、というと語弊がありますが。北海道の気候に合わせた造りの住宅には、エアコンは大変なんですね。
部屋と部屋は壁も断熱材がありますからしっかりと区切られてますし、室外機も雪の対策をして設置しないと大変ですし。
生活で使う部屋にすべて取り付けたら、エラい金額のお話になりますよね。

確かに、夏に30℃越えたら欲しいっす!と思いますが、冬は本気で使うと後の電気代の請求が怖いですね。
だから、夏は扇風機とかサーキュレーターの方が適しているとは思います。

冬。室内はうちは他の方の家より多分寒いくらいではありますが。
それでも、灯油ストーブの1ヶ月分は、大体¥20000近いですね。
灯油はボイラーもあるから、厳密なストーブに費やす費用がわかりませんが。
しか~し、ストーブには良さがあります。
一般的な形のストーブならば、上に物が置けますよね。
最近のスリムなFF式ストーブだと、できないですが。
それを生かさない手はありません!
侮れないエネルギーがあるので。ストーブをつけてる時に湿度の調整も兼ねて、ヤカンに水を入れて置いておきます。
当然温まって段々とお湯になりますので、便利。
例えば、料理するのに、使う水をストーブの上のヤカンのものを使えば、ガスの節約にもなりますし。
他の料理をするのに、先に作ったものを保温したい時には、ストーブの上に置いておくことで、冷めないで済みます。

本音を言えば、薪ストーブなら、カッコいいなぁ、と思いますが、鋳物の薪ストーブはお値段もしますので、なかなか・・・。

ストーブで時間をかけて、煮込み料理なんてのも、オツなものですね。
最初の仕込みは、ガス使うのだろうけど、その後はストーブの上でコトコトと。
その風景が私はとても好きなのです。
なんかステキな感じしませんか?

薪ストーブだと、さらに幅が広がると思います。薪を焚べるところのスペースがあれば、天然の火力でオーブンまでは厳しいかもしれないけど、それに近いことに使うこともできますよね。

また、エアコンの空気と異なり、ほんわりとした温かみもありますね。風が対流する訳ではないので、自然の流れで暖まるのです。

ワタクシ、そんな冬のこの土地の暮らしが好きなので嬉しいのです。
甘いだけではないのですけど、外は大変ですしね。路面はツルツルで、気温の高い次の朝冷え込むと、恐ろしいです。スケートですからね。
雪が降れば、どんなにツラくても雪跳ねもしないと大変です。後で、なんてしたら凍結して難儀しますから、早めに対処するのが一番。

寒いのは、当たり前。でも、空気が澄んでいて、時にはとても気持ちよくさえ思います。都市などではない田舎に住むとそう思います。
寒い反面、人はあったかいです。ステキな方が多いので、頑張らねば!となりますね。

土地と風土と共に暮らす。まだまだ先の遠い目標ですね。
そういや、ワタクシ、冬生まれだったな・・・。
都会的なものも嫌いじゃないけど、こっちの方が息切れしないで、素直に生きられるような気がします。
人それぞれに合う風土ってのは、やっぱりありますね。

2017.02.05

時が経ち、今は厳冬期の中。

最後に書いてから、まだその時は雨の日は多かったけど、「雨の日が例年より多いなぁ」という程度なところでありました。

その翌月の終わろうとする頃に事態は大きく変わりました。

ご存知の方も多いかとは思いますが、こちらで言う「内地」、つまり本州以南の地域では、大きく話題になるほどのことは最初の発生のみみたいでありますが。ここ北海道の十勝地方は、台風10号とそれに関連した低気圧の影響で悪夢のような被害を受けてしまいました。

小さな川でさえも激流というか濁流というか、荒れ狂い川幅の数倍の規模になり鉄砲水となって橋や道路、家屋など様々なものを飲み込み、災害が少ないと言われてた、信じられてた地域も想像もつかないことになりました、というのは既知の事実なのであります。

交通路も分断され、各所の橋という橋が崩落して、道路も崩落しまして、高速道路がなかったら、それこそ十勝地方は孤立してたでしょう。そのくらいの大きさの災害でありました。

北海道の中でもとりわけ第一次産業が盛んな土地でありますが、農作物も甚大な被害を受けて、秋に収穫を迎えるはずの作物も被害を受けて商品価値もなくなったり、廃棄するしかなかったり、もちろん運良く生き延びた作物も成育不良で本来の出来栄えにもならなかったものも多く、大変なことでありました。

土地も肥沃な大地が土砂の流入により、今年は土作りから、それこそ農地を新しくするくらいのことをしなければならず、という箇所も多々ありまして。伝えきれない惨状なのです。

普通に生活していた私達も被災して、少しずつ生活を取り戻せた方がほとんどなのですが、家もそのまま戻って住める状態にないとか、流されたとか爪痕はまだまだたくさん残されてます。

復旧の前に冬になり、今でも避難生活を余儀なくされている人もおりまして、まさか自分がそこの中に含まれてるというのは、全く考えられないことなのであります。避難所は、おおよそ10日で限界になり閉鎖され、町の所有する空き家等に被災者を仮住まいとしてあてがい、サポートするということになりました。

そこから、もう130日以上の日が経過して。秋の時点で戻れなさそうな人はそこで越冬することしかなくて。しかし、押し込んだ訳ではなくて、避難所より快適な環境へ、という最大限の配慮でありまして。おかげさまで、冬のこの厳しい季節も無事に過ごすことができております。

但し、これが永続的なものである、ということは当然なくて、雪が少なくなる春のちょうど年度末かな?くらいには戻れる方は戻り、戻れない方は新たに住まいを探して新たな生活を築くことが運命付けられているのです。今の時期はもう被災地、被災者の今、という話題は誰も取り上げることもなくて、近隣の地域くらいまでしか真実は伝わらなくなりました。

多くのところは、終息したからそれも仕方ないことなのかもしれません。それでも、冬を越したら、この大地に復興の音が随所で動き出します。完全な復興には、それこそ何年もの月日を要します。

特に国道の日勝峠は、激しい被害を受けているので、まずは仮復旧させて、時間をかけて少しずつ本格的な復旧工事ということのようです。その区間は、幸い高速道路がありますので、代替路として。また、不通でした鉄路のJR根室線と石勝線は昨年のクリスマス頃から運転再開しましたので、人とものの動きはできている、ということであります。

そんなことが、この沈黙の間にありました。しかし、復興には色々な方のチカラが必要です。作業に従事される方、復興を後押しするために、無事な観光地をPRして、たくさんのお客様に来ていただいて、応援して頂くことも、もちろん大切なことなのです。大抵の観光地は被災から免れておりますし、復旧もできてますので、十勝は頑張ってるね!というところを是非多くの皆様に感じて欲しいと思います。

そんな訳で少しずつここの場でもお伝えできることは、発信していきたいな、と思います。不定期更新なところは、どうかお許しくださいませ。

2017.01.23

 

夏が、すぐそこ!!

北の大地の夏は短く、でも暑い?熱い!

その恩恵を受けるのは、この大地で育つものたち。冬はあまりない、道内産の商品がたくさん見られる素晴らしい季節だ。お肉の生産者さん、農家さんが一生懸命頑張って美味しいものを私たちに届けるために日々頑張っている。

農村部に住む私の家では、知り合いの方々が自家用に栽培した野菜が多すぎると分けてくださる。

とてもありがたいことで、しかもとても美味しいものばかりなのだ。

商品にするためのものは、規格とかが厳しく決められているから、規格外なものも当然出てくる。それの行き先は、様々ではありますが。無人販売で格安で売られたり、自家用とかに回ったり、肥料の素材として使われたりと多種多様なのだ。

最近、私はなるべくこの大地のものを何とか活かせないか?と色々と考えるようになった。

私は自分の食べるパンは、ホームベーカリーで焼いていて。使ってる粉はこの大地の小麦で作られたもの。去年収穫されたもので、ブランド化しています。強力粉なので、他の使い道を考えることは、じつはしてなかったのです。

ある日、無性にパンケーキが食べたくて。調べたら、コーンスターチとベーキングパウダーがあれば自家製できるとわかり。分量をメモして。材料も揃えて、配合してみた。見た目は、当たり前だが、ただの粉。普通にこの分量で作るパンケーキの材料で焼いてみる。印象はパンケーキミックスの市販品よりやや膨らむという感じで。食べてみると、市販品はもう食えない!という美味しさを感じる。

次に試したのはやや固めの生地だったので、もう少しドロドロとした感じで生地を作り、焼いてみた。膨らみは変わらず。ややフワフワとした感じでとても良い!と感じた。

ここまでプレーンしか作ってないので、トッピングはない。そこにもこの大地のものを使いたい!そう思うようになった。スーパーで安く売ってる生クリームは、植物性油脂のものばかりで、生乳からのものでなくて。探すと、スーパーではややお値段は張りますが、北海道の生乳のものがあり。町内の乳製品を作ってる会社さんにも生クリームがあった。何か試行錯誤したら、良いものができるのでは??と感じた。

余裕がある訳ではないけど、この大地のものを活かしたものを作り上げたくなりました。生産者さんのためにも。気づかせてくれて、ありがとう!

2016.07.22