北海道の長い冬も終わりに差し掛かって来ました。
気温も高くなってきて、残雪も少しずつ減ってきていて。
4月になり、農家さんは、本格的に今年の作物を育て始め、牛屋さんは、牛舎の中での長い冬の間牛さんを管理してたけど、天候が良ければ、外の牧草地で放牧して、牛さんのストレスを減らすことになり。
人間が一番、春の到来を感じてないかも?まだ、ストーブは必要だしね。
でも、春の訪れということで、人の動きが始まりました。
転勤とか、就職とか進学とか、人生の節目を迎えている方もたくさんいますね。
また、ここで、長い仕事と共に歩む人生から、新たなステージに進む方もおりますね。
そういう人間模様は、しっかりと春の訪れを感じさせます。
我が町は、昨年の夏の災害で十勝管内でも、とりわけ大きな被害を受けました。
まだ、災害の爪痕が随所に残されていて、冬は基本的に復興に向けた工事もできませんから、春になり、雪が少なくなってから本格的に始まります。
激甚災害の指定がありますから、災害復興に向けた工事の多くは、国から金銭的な支援もありますし。
国、道、町とそれぞれが担うべきことがありますので、安全にかつ、きちんとした形での復興になることを切に願います。
私自身も大きな変化がまたありますが、暮らしと生活環境共に。
でも、前向きに生きていかないと、どうしようもないですから。
元の家は被害が大きくて、修繕するには、とても費用なんぞ出せませんから、主人なき家とならざるを得ず。
また、これも運命なのかもしれません。
新たな環境の中で、暮らしながら何が自分にできるのか?を考えながら生きないと、その地域のためにもなりませんからね。
そういう意味では新たなスタートでもありますね。
ヒントはたくさんあるのですが。
良くも悪くも。
今いるこの地域も小さなところです。
助け合うことも必要だし、今ある問題も何とかせにゃいかんしなぁ、とか思ったりしてますし。
ここから動くこともまずないに等しいので、しっかりと取り組むこともできますからね。
小さな春から小さな地域のためにも、まずは土作りをして、種を蒔いて。将来の実りを願いながらやっていくしかないですよね。
そんな春にしなくちゃね。
2017.04.02